『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の事前予習として、Amazon Primeで鑑賞。
レジェンダリー・エンターテインメントが打ち出した、巨大怪獣が登場する世界観を統一したシリーズ「モンスター・バース」の1作目。監督のギャレス・エドワーズにちなんで「ギャレゴジ」の通称で呼ばれることも。なお、1998年公開の『ゴジラ』(ローランド・エメリッヒ監督。通称「エメゴジ」)との直接の関係はない。というか「エメゴジ」はなかったことにしておくのが大人としての礼儀。「モンスターバース」シリーズは、2019年現在で本作と『 キングコング: 髑髏島の巨神』、そして現在公開中の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の3作。2020年に、ゴジラとキングコングが対決するシリーズ4作目の公開が予定されている。
ストーリーについては解説サイトを見ていただくとして、自分なりの総合的な感想は「まあ、こんなものかなあ」あたりで。嫌いではないけれど絶賛するほどでもない、というのが正直なところ。
以下、若干ネタバレを含むけど、5年前の映画だしこのまま行く。許して。
- ゴジラはカッコいい。いろいろ角ばってるけどカッコいい。少なくともエメゴジと比べれば間違いなくカッコいい。
- 「ゴジラが(描写では)人を殺さない」のは、まあ製作者側の信念が見えてよろしい(実際にはゴジラの影響でたくさん死んでるとは思うけど)。
- 単純に動物の本能から捕食対象であるムートーと戦っているように見せつつ「荘厳さ」「神話性」を付帯させることに「ある程度」成功している(グレアム博士の台詞で直接説明するのはどうかと思うけど)。別の言い方をすれば「ゴジラ何考えてるか分かんねえ」って部分はそれなりに貫けていた。
- ゴジラ活躍シーンが短い。つか、人間ドラマ部分が長すぎる。その癖、怪獣映画にありがちな話でしかないし。
- ムートーはたぶんギャオス。
- 新生ゴジラと芹沢猪四郎博士と助手のお披露目映画。ところで「芹沢猪四郎」という名前はさすがにやりすぎだと思う。
- ところで、モナーク(Monarch)って何がしたいの?保護?敬神?
なお、疑問のうちのいくつかは『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で明らかになるようなので(そしていくつかは放置される模様)、とりあえず楽しみにしている。
つか、早くKOM観にいけ>自分。